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キム・レウォン&パク・シネ ドクターズへの雑感

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ドクターズ 全20話 (2016年 SBS)

昨年の9月から見始めたドラマ。週一で20話という長い期間でしたが、じっくり楽しめたドラマでした。
長くは感じなかったですし、とても丁寧に描かれてました。最終回は「数年後〜……」なんて下りはなくてじっくり20話の中で、主人公、特にパク・シネさん演ずる医師としての成長と、男女間の愛へのわだかまりをなくして一人の女性としての成長と幸せを手に入れたのは本当にこちらもハッピーな気分になりました。最終回に感動したのは久しぶりでした。

「ドクターズ」と「ビューティフルマインド」は韓国では同時期に放送されていた神経外科医が主人公のドラマでしたが、その韓国内での視聴率の差にびっくりしながら視聴しました。見終わった感想としては、どちらもすごく素敵なドラマでした。「ドクターズ」は、キム・レウォンさんとパク・シネさん演ずる神経外科医のラブストーリー。「ビュティフルマインド」はチャン・ヒョクさん演ずる神経外科医が、パク・ソダムさん演ずるヒロインによって人間性を取り戻していくどちらかというとヒューマンドラマです。なのでパク・ソダムさんは脇役でしたね。どちらも心に傷を持っている人間を描いていますが、俳優さんとドラマのテイストが「ドクターズ」の方が入り込みやすかったかもしれません。「ドクターズ」は淡い柔らかな緑色、「ビューティフルマインド」はダークな闇の色合いでしたね。

どちらのドラマも「愛で人間は変化する」ことを描き出しています。

とにかく可愛くなくスネて荒れた不良女子高校生として現れたパク・シネさん演ずるユ・へジョンにびっくりしました。不良女子高生にそのまんまなので。。。演技力があるというか、これがヒロイン?という感想でした。

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けんかはめちゃくちゃ強いし、口は汚いし、かわいげのない子、父親から見放されて、田舎に住む祖母のところで暮らし始めます。祖母は、亡くなった母のお母さん。
父は再婚し、継母に馴染めずに問題ばかり起こしているへジョンを祖母に追いやったのです。

そりゃー、荒れますよね。母に死なれて心の傷を負い心を閉ざしてしまったへジョンに追い打ちをかけたのが父ですからね。
母は、大学も中退し、祖母の反対も押し切って結婚したにもかかわらず、父に見捨てられた。

そこで、キム・レウォン演ずる教師ホン・ジホンの働く高校に女子高生へジョンは転校して来るのです。

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へジョンは祖母の愛とジホンとのふれあいで明るく素直な女の子に変化していくのです。

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やっと高校生らしさを取り戻してきたへジョンの祖母が胃がんの手術中になくなります。それも手術中の医療ミスが原因で、へジョンの父は示談金をもらってしまって真相を闇に葬ったのです。許せないへジョンです。
追い打ちをかけるように、ジホンとの仲を嫉妬した友達ソウによって仲を割かれてしまいます。

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再び心を閉ざしてしまったへジョン、ジホンに迷惑をかけたくない気持ちもあり去ってしまいます。

13年後、へジョンは医師になっていました。

へジョンは、祖母を死亡させたチン医師に医療ミスだと認めさせて謝罪させることが生きる目的になっていました。
大好きな祖母とクッパのお店をやって暮らしたいと思っていた夢を打ち砕いたチン医師。

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ジホンは、へジョンを忘れるためにアメリカに行って神経外科医となっていました。

ソウル大学医学部出身の頭脳明晰で明朗な青年。両親を事故で亡くしたが、温厚な病院理事長の養父に育てられたホン・ジホン。
インターン時代のミスで患者を死亡させてしまったことで医者として生きていく自信をなくして高校教師になっていたのですね。心の傷を持っているへジョンへを理解し、愛を自覚していたジホンですが、9歳という年の差、教師と生徒、その壁を乗り越えられなかったのです。

そのジホンもへジョンの働く病院で働くことになるのです。ここからドラマが深層に入っていきます。

へジョンの祖母を医療事故で死なせたチン院長への復讐心とジホンのへジョンへの愛、彼女を笑顔で今ある楽しさを感じる生き方をして欲しいと願うジホンの愛です。

真実が明らかになれば、世界は変わると思っていたへジョン。しかし世界は変わらなかった。医療裁判を起こすには時間が過ぎてしまったこと、今までその復讐心で生き抜いてきたへジョンは、ジホンが歩み寄れば寄るほど頑なに心を閉ざしてしまう。

「いつもそうだった、愛は恐れを産み、恐れは、私を飲み込んでしまう
復讐は怒りを鎮め、前に進む力をくれる。私は目的を達成するまで、決して休まない。
でもこの人の前では穏やかに眠れた」

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「相手の人生に入り込むのが恋愛のはじまり。それは、自分の人生に入り込もうとする相手を受け入れることでもある。受け入れるのは、本当に難しい。他人の人生に入り込むということは、まずはその傷が何か知らなくては、そしてそばにいてあげること」

ジホンもへジョンもお互いを思うばかりに食い違う愛をゆっくり溶かしていきましたね。へジョンが少し頑固すぎるとは思いましたが、「守られて育てられていない」へジョンは自分で自分の身を守るしかない人生を送ってきたのです。でもゆっくりジホンの愛によって融解していくのがこのドラマの暖かさです。

へジョンとジホンの医師仲間ユンド(ユン・サンギョン)、高校の時の同級生であり、医師仲間でもあるソウ(イ・ソンギョン)しかし彼女はへジョンを疎ましく彼女への嫉妬心の塊でした。ソウの父親であるチン医師、ジホンを愛していたが振り向いてもらえずに結婚して離婚した医師インジュ、へジョンを尊敬するレジデントのガンス(キム・ミンスク)、そしてすごいカメオ出演の方々。
イ・ギウ、イ・ムジョン、ハン・ヘジン、ナム・グンミン、イ・サンヨブ

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どのエピソードも二人の心の成長をモノローグとともに優しい色合いの映像とOSTでファンタスティックに描かれていました。カメオ出演が多かったので20話になったのかしら。でも少し長く感じたけれど丁寧に描かれていました。

このOSTが一番好き!  二人のきわどいラブモードの時に流れるんですよね。

 

神経外科ですから手術シーンもたくさんありましたし、病院経営での権力闘争、いつもの方々も出てられましたが、なんか中途半端な感じの適当さでしたが、この権力闘争はスパイスであって、息子を思う父親の気持ちがこうなったのだと最終回でわかります。これがもっと悪どく描かれていたら、リタイアしたかもしれません。へジョンの復讐心、医療ミスに権力闘争。。。。疲れます。

でも、最後は、チン医師が病気になり、彼を医師としてへジョンは助けます。彼女はここで大きく成長しますね。祖母は、「チン医師を信用して手術を受けた。安らかな気持ちで天国へ行けたでしょう」医師とはそういうものだ思ったへジョンです。ソウは自分の嫉妬心から起きたことをへジョンに謝っていい子になってしまいました。へジョンはソウに今の自分が医者になれたのは高校時代に勉強を教えてくれたソウのおかげだと言って、ソウを憎んではいなくと告げました。

父とだけはやはりわだかまりが解けなかったです。父親としての思い出がないというへジョン。でも医師として父が元気でないのは嫌だから、医者としてあなたを助けるというのですね。医師としての強さで彼女のチン医師への復讐、父へのわだかまりを乗り越えたのです。ジホンとの愛を育てる過程で彼女は強くなりましたよね。

へジョンの潔さは、あっぱれです。潔い女性は生き生きとしています。

ジホンの明朗快活な性格と全体のドラマのイメージがワルツを踊るようなリズムで流れていくので、とても心地よい見心地でした。この明るさが、へジョンの復讐心を溶かしたのかもしれませんが。キム・レウォンさんのドラマってパンチ、千日の約束は暗いイメージですが、なんか彼の笑い方のせいかおおらかな気持ちで見られるんですよね。

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「ドクターズ」は主人公ふたりの心の想いをモノローグで描いていますが、それがなかなか心に残るセンテンスなんです。それにジーンときたのがこのドラマの醍醐味。キム・レウォンさんだから許せるキザなセリフも多かったです。

その時のジホンの想い、へジョンの想いをモノローグで語るので、こちら側が憶測する必要がない。その言葉を素直に受け止めていけばいいドラマの構成になっているのが、なんか不思議でした。ジホンの愛は13年間変わらなかったのですから、へジョンに再会した時、彼女に恋人や配偶者がいないと知ったらば、それはストレートにいくでしょう。自信たっぷりとも思えるセリフばかりでしたが、「マイサンシャイン」のイーチェンのように彼女が受け入れてくれたら、「守り、受け止めて大切にする」行動が、そう見えてくるのかもしれません。「嫉妬の化身」の彼のようにぐちぐち悩むタイプ好きではないので。

ここからは心に残ったモノローグとキザなセリフの数々を並べてみます。

● ケンカしても捕まるな!捕まらなかったら個人の問題。捕まったら社会的な問題になる。
● 社会的な問題になったら、守る大人はいなくなる。勉強しろとは言わない、学校には来い。
● お母さんの手を握って励ましてやるんだ。愛情は心臓で感じるんじゃない、脳で感じるんだ!!
● 俺は愛に狂うことを警戒して、それに負けてしまった。
● 成功すればなんでも手に入る、周囲の見る目も変わる。でも、成功してわかった。成功は、それを分かち合う人がいなければ価値はないということを
● 守られて育った人は自分と社会を信頼している。守ってもらうことを受け入れろ
● 俺がお前を生徒だと思ってこうしていると思うか?だったら相当バカだな。お前を思う時、いつも最後に会った場面が浮かぶ。
● 人は言う、許すのは相手のためではなく自分のためだと、そんな忠告はするもんじゃない。許すことはそれほど軽いことではない・・・
● 大切なものは、失くして初めてその価値を認識する。
● お前が探していることが真実なら、その真実がお前を幸せにするのなら、いくらでも助ける。
● お前は動かなくていい、俺が行く、お前のところへ。愛は先に気がついた方が動くそうだ。気づくまで動かなくていい。
● 男女の関係で1番羨ましいのは、無邪気な感情をぶつけあえる関係だ。無邪気は自分が相手に見せられる、最高のプレゼントだ
● 人との出会いで自分が変わることがある。今目の前にいる人も、自分の人生に変化をもたらすかもしれない。それが人間の希望になり、絶望になる理由だ
● 人生の本質は変化だ。父がよく言っていたー自分で決め責任を持つことが男だ  新たな始まりだ・・・
● 今回はお前のことがいつも浮かんだ。お前から、連絡が来るのを待っていた。待つことが愛する女性に対する行動だって思ったから
● 誰かが後ろで支えてくれ、自分を後押ししてくれる感じ。これは女性がくれる最も大きな喜びだ
● 俺は明日を信じない、今この瞬間が重要だ。明日死ぬかもしれないからな。
● 復讐、破滅、応報、そんなものにとらわれたくない。自分が愛すべき人を愛すだけでも、時間が足りないのに
● 人間が人間にできる最高の愛は犠牲だ。それでも犠牲が、人間を美しくさせることはできない
● 人生は最後まで生きてみてこそ、最後まで行ってみてこそ、人生が私に与える人生の意味を見つけることができる。最後まで行ってみてこそ

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へジョンの言葉で心に残った言葉

先生は幸せですか、と聞くヘジョンに。生きていて、好きな人がいて、ご飯が食べれる、俺は幸せだ。先生は、本当にいい人で強い人なんですね。先生だけが心配して私の問題に関わるのは愛ではない。お荷物なだけだ。私はそんな恋愛はしないというへジョン
以前の先生は私にいい人になりたいという思いを持たせてくれた。いい人と、いい男と女は違う

どうして私が、(祖母の件を)ひとりでしたかわかりますか。先生を危険な目にあわせたくなかったから。私の暗い人生に入ってこないように必死で塞いでいる、と言うヘジョン
先生は、私を一歩も中に入れようとしない。私も愛する人に、すべてを与えたいです。先生が私を愛さなくなったら、どうなりますか。私は、捨てられることを一番恐れている、変わってください
慰め方を知らなくてごめんなさい、いつも一人で耐えてたから・・・会いたかった・・・一人ですることが楽だと思っていたけど
先生の人生にかかわりたいです、そばにいます、ダメですか?

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