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ミスティー 欲望のままに生きた女とそんな彼女を見守る男の物語

ミスティー Misty 全16話(2018年 jtbc)☆☆☆☆

ミステリアスでゴージャスな雰囲気の大人のドラマでした。
現実の世界が霧の中で五里霧中の世界だと思わせる設定がすごい。
はっきり見えない欲望の先を追い求める女コ・ヘランとそんな彼女を見守る男カン・テイクの葛藤のドラマでした。
ドラマの展開に目が離せませんでした。

スタイリッシュな雰囲気で久々のドラマに出演されたキム・ナムジュさん、47歳です。ドラマの設定としてもう少し若い設定だとは思いますが、とにかく美しい。透き通るような美貌です。

チ・ジニさんも、最近では「最後から二番目の恋」で拝見しましたが、打って変わってかっこいい検事役で登場されました。
お二人とも多分、身体を引き締めての出演のような気がします。クールでスタイリッシュな雰囲気にぴったりでしたから。

40代のカップルのドラマ、「グッドワイフ」に出演されたユ・ジテさん、チョン・ドヨンさんカップルとは何か対照的でした。韓ドラの魅力って、そのドラマにマッチする俳優さんをセレクトできるところだと思っています。日本のドラマのように、誰々をこのドラマにではなく、そのドラマに必要な俳優さんをチョイスできるからではないかと勝手に考えています。
「グッドワイフ」はアメリカドラマのリメイクでしたけれど、お二人の雰囲気は肉感的で、そこがまた良かった。反対に「ミスティー」は人間臭い匂いのするドラマなんですけれど、お二人の雰囲気がクールなんです。
チョン・ドヨンさんとコン・ユさんの映画、「男と女」思い出しました。あの映画で、やはりドヨンさんはエロスを感じる演技でしたが、コン・ユさんからは感じられなかった。だからあの映画はヒットしなかった。

こんなドラマって日本でリメイクしたらどんな俳優さんがやられるのか……
40代でスタイリッシュな雰囲気の男優さんて?キムタク?竹野内豊?福山雅治?吉田栄作?大沢たかお?
女優さんは…米倉涼子?吉田羊?松嶋菜々子?篠原涼子?深津絵里?石田ゆり子?鈴木京香?宮沢りえ?

でも演技力でこの人だ〜って思える俳優さんがいない。なんか失礼ながら皆さんアイドル出身アフター俳優さんに見えてしまうのです。韓国ドラマの俳優さんは、美貌もスタイルも演技力の一つであって、その役になりきる俳優さんの存在感に私は脱帽です。
この「ミスティー」もキム・ナムジュさんとチ・ジニさんの存在感で圧倒されました。
だから、俳優さんの私生活には興味がない。結婚していようとどうであろうと、そのドラマで輝けばいいんです。
韓国の「バラエティ番組」を見て、俳優さんの素顔が垣間見えてしまうのが嫌で、見るのを止めました。バラエティは人間臭さが出るんですね。

このドラマ、コ・ヘランを高校時代から愛し守ってきた男ハ・ミョンウの言葉が全てを物語っていると思う。
どんなに絡み合った人間関係であっても、人は自分の人生を生きているだけなんですよね……

「結局…人は自分の人生を生きているだけ」

コ・ヘラン、カン・テイク夫婦の愛の葛藤

コ・ヘラン、恵まれない環境で生き抜いてきた女と恵まれた環境で一筋に真面目に生きてきた男のドラマ。

コ・ヘランをめぐる男性陣の葛藤
コ・ヘランとソ・ウンジュの女同士の葛藤

コ・ヘラン、メディアの真実・真相の追及をめぐるテレビ局内での生存競争、巨悪な権力との闘争

みんな、自分の人生を生きているだけ…..

脚本: チェ・イワン
演出: モ・ワニル「ビューティフル・マインド」「笑って トンへ」

キャスト

コ・ヘラン役=キム・ナムジュ

7年間、夜9時のJBCニュース番組のアンカーの座に君臨し続けるコ・ヘラン。美しさと知性を兼ね備え、成功した女性というと言うオーラを発散させています。次の野望は大統領府入りでした。彼女は常に目の前の野望に成功してやるという執念のために彼女の知恵と行動力を最大限に使うことを惜しまない女性です。ものすごく頑固でパワフルなタイプです。そんな彼女にある日殺人事件の有力容疑者として警察に召還されてしまう。

一人の男の死をめぐってのミステリー。その犯人にされたのがコ・ヘラン。最後まで彼女はブレませんでした。
「私はやっていない。」

カン・テイク役=チ・ジニ

代々、最高裁判事を務めた名誉ある家に生まれ、決められたように検事にまでなった男。
しかし、ある日突然、国選弁護人の道に進んでしまう。(どうして検事をやめたのかはわからずじまいでした。なぜ、弱者の弁護士になったのか? 父親がどうしてそれを許したのかが全然わからなかった。)
コ・ヘランと出会い、彼女に君の夢をかなえるために自分を利用しろと言ってプロポーズする。
でも、彼女は、7年前に彼との間に授かった赤ん坊を中絶してしまう。それは彼女がアンカーとして生きるためにした行動でした。その時から彼らは仮面夫婦となってしまう。

彼女の弁護を自ら引き受けてからの彼は、ヘランを守る男に変身しました。そんな彼に対してヘランは気がつかなかった彼への感情を意識し始めます。初めて彼を必要だと感じたときに、真相がわかってしまう。
テイクはヘランが殺人犯と最初に疑われるように細工したのです。「何も考えられなかった」と言い訳していましたが、その時は、きっと嫉妬心メラメラだったんです。でも成り行きであの姑息な男を死に追いやり、その罪をヘランに押し付け、あんなに冷静にヘランの弁護をして最後は自分の身の始末をする男テイク、なんか怖い男とも言えます。
ヘランが彼を必要と感じた時、それが愛だとわかった時、二人の関係は終わりを告げました。
ヘランが「私はやっていない」と叫んだ時、彼は命がけで彼女を守ろうとしたのでしょうね。彼女の人間としての強さと凄さにひれ伏したような気がしました。

「幸せなのか?」
テイクの最後のヘランへの言葉…..

最後まで足長おじさんだったのか….
嫉妬心でジェヨンを死に追いやってしまいましたが、彼の彼女への愛は貫き通せたのでしょう。
人の世界って思うようにいかない。

彼の抑えた演技が光りました。
カン・テイクがどうして国選弁護人になったのか?恵まれた環境に育ち、このままいけば最高裁判事にもなれる彼なのに、どうしてその人生をやめたのか?
自分を利用してのし上がれというテイクの思い、なんか非常に複雑に感じます。
彼は人生を諦めて生きているような気がしました。そんな彼に現れた女神、コ・ヘラン……
彼女のために生きようと思ったのでしょうか。

このドラマ、キム・ナムジュさんの存在感の強さと美しさが際立ちますが、そんな女に振り回された男と女は、彼女の元から去ってしまいました。消されてしまったような感じです。

ミスティーの世界に。

彼女は、これからも光り輝いていくのでしょうから……

ソ・ウンジュ役=チョン・ヘジン


コ・ヘランの高校時代の友人であり、イ・ジェヨンの妻。
夫のために掃除婦までしてずっと夫が一流ゴルファーになるまで支えてきた健気な女性かと思いきや…..
なんか気持ちはわかるのですが、怒りの矛先は、夫のはずなのにヘランへの嫉妬心に変化してしまう。やはり夫の昔の恋人であり、再会してから夫がまた興味を示したことが許せなかったんだろう。でも問題はヘランが、夫が甲斐性のない男だと思って捨てたことにも関係していると思う。ウンジュもそう思っているのです。でも自分がここまで夫を育て上げて一流ゴルファーにしたのです。それをまた利用しようとしたヘランが許せなかった。男を利用する女には、女は厳しいから。

ハ・ミョンウ役=イム・テギュン


ミステリーな男。
高校時代からヘランを見守っていた男。
ヘランを守るために自ら刑務所に入った男。
こういう男っているんですね。

イ・ジェヨン役=コ・ジュン

コ・ヘランの元彼氏
PGAツアーで優勝した一流ゴルファーとなってヘランの前に現れる。
姑息な男。
とにかく嫌な男でしたね。ヘランも一流ゴルファーになって現れたことに驚いていましたが、彼の本性はわかっていたはずです。でも女性を惑わすテクニックだけはすごかった。昔を思い出すヘランのエピソード、とても背筋がぞくっとしました。

ハン・ジウォン役=チン・ギジュ


コ・ヘランに憧れ、その座を奪おうとするアナウンサー
どんな手段を使ってもその座を狙おうとする貪欲な女性。
彼女は、賢かったですね。ヘランのアンカーとしての力量をしっかり把握していました。だから道を外れなかった。

カン・ギジュン役=アン・ネサン


江南署強力3班チーム長・刑事
また、お会いしましたって感じですね。
まあ、事件の解決には勘を信ずるたたき上げの刑事さんですね。
最初にテイクが犯人だと感じましたね。

チャン・ギュソク役=イ・ギョンヨン


JBC報道局局長。
世渡りのうまい大人の男。
まさに、メディアを支配する男。真相を追うのではなく現実を伝えるメディアを操る男でした。
彼も自分の勘を信じて生きている。

このドラマのこのOSTが、なんか頭から離れません。このリズムが響くとキム・ナムジュさんとチ・ジニさんのお二人がフェードインしてきます。メロドラマっぽいベタな雰囲気の曲だと思うのですが、なんかすごくいい……

残念だったのは……
この「ミスティー」12話くらいまでが個人的には嵌ってみていました。後半4話で、なんか失速しました。
その訳は、テイクさんですね。最後までミスティーでよかった。現実に戻さなくてもいい。
ウンジュ(ヘランの友達)の暴走にうんざりでしたから。。最後まで彼女は自分の非から目を背けてヘランを攻撃することで生きているような女のエピソードに疲れました。

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